古代由理柵の研究
新野直吉監修 6,500円(税別)
本書は、史料にその名を残しながら未だ擬定地さえ不透明な古代城柵のひとつ由理柵の所在を追求するために文献史学・考古学・地質学的分野から検討を加え、その有力な擬定地を探りだす試みである。地域在住の研究者らが候補地を現地踏査し、地理・地形や周辺の遺跡と遺物の確認など目と足でその可能性を模索する歴史研究のだいご味が示される。
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監修の辞-各論文に接しての小考を併せ叙す-………新野直吉(秋田大学名誉教授) | ||