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陶磁器流通の考古学

陶磁器流通の考古学



アジア考古学四学会編集  6,500円(税別)
A5判・310頁 ISBN978-4-86215-127-8


日本の遺跡から出土する外国産の陶磁器は多様である。中国陶磁はもちろんのこと、東南アジア、西アジア、そしてヨーロッパで生産された陶磁器もある。本書は日本出土の外国産陶磁器の生産地側の情報と消費地である日本国内の様相を明らかにし、歴史のなかに生産地と日本の消費地を位置づける。日本出土の外国産の陶磁器の理解は本書によって一層深まり、流通の実態をつぶさに知ることができる。


主な目次


歴史資料としての遺跡出土陶磁器…………佐々木達夫(金沢大学名誉教授)
日本の陶磁生産と海外輸出…………………大橋康二(佐賀県立九州陶磁文化館名誉顧問)
西アジアの陶磁器生産と海外輸出…………岡野智彦(元:中近東文化センター主席研究員)
中国唐宋元時代の陶磁生産と海外輸出……森 達也(愛知県陶磁美術館主任学芸員)
日本出土の中国唐宋元代の陶磁……………森 達也
中国明清時代の陶磁生産と海外輸出………金沢 陽(出光美術館学芸員)
日本出土の中国明清時代の陶磁器…………堀内秀樹(東京大学埋蔵文化財調査室准教授)
                 ……鈴木裕子(四門 文化財事業部主任)
高麗・朝鮮時代の陶磁生産と海外輸出……片山まび(東京藝術大学美術学部准教授)
ベトナム陶磁の生産と輸出…………………阿部百里子(昭和女子大学国際文化研究所客員研究員)
                 ……菊池誠一(昭和女子大学大学院教授)
タイ・ミャンマーの陶磁生産と海外輸出…向井 亙(金沢大学国際文化資源学研究センター客員研究員)
ヨーロッパにおける陶磁生産と海外輸出…岡 泰正(神戸市立博物館展示企画部長・学芸員)
日本出土のヨーロッパ陶磁…………………山口美由紀(長崎市文化観光部出島復元整備室学芸員)



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