中世人の軌跡を歩く
藤原良章編 8,000円(税別)
本書は、中世に生きた人々の諸側面を、歴史学・考古学、あるいは文学の立場などから考察してみたものである。第1部では絵画・出土遺物・古文書を素材に武士の世界を、第2部では遺構・地名等に中世史料をからめて交通・流通の問題を、第3部では説話文学・石塔に古記録などの史料を用いながら中世人の芸と信仰の内面にせまる。タコツボ化がさけばれる中世史研究の現状に、のびやかな広がりと豊かさをあたえる全編書き下ろし論集。
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第1部 武士の世界 | ||