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金属の中世

金属の中世 ~資源と流通~



五味文彦・小野正敏・萩原三雄編  3,000円(税別)
A5判・264頁 ISBN978-4-86215-137-7


金・銀・銅・鉄などの金属は中世社会でどのような歴史的役割を果たしていたのか、資源の獲得から製品に至るまでに、どのような技術や労働力が駆使されていたのか、本書は「金属」が示す諸問題をさまざまな視点から論じたものである。


主な目次


問題提起 いまなぜ、中世の金属を論じるのか … 萩原三雄(帝京大学文化財研究所所長)

   第1部 資源とその周辺
中国地方の中世鉄生産 ……………………………… 角田 徳幸(島根県教育庁)
中世における鉛の生産・流通・消費 ……………… 平尾 良光(別府大学客員教授)
中世における銅生産の推移 ………………………… 神崎 勝(妙見山麓遺跡調査会理事)
佐渡金銀山遺跡群 …………………………………… 小田 由美子(新潟県教育庁)

   第2部 モノとしての金属
中世日本と東アジアの金銀銅 ……………………… 橋本 雄(北海道大学大学院准教授)
金属工芸品の存在意味を問う ……………………… 久保 智康(京都国立博物館名誉館員)
中世鋳造遺跡からみた鉄鍋生産 …………………… 村木 二郎(国立歴史民俗博物館准教授)
日本刀の素材と刀匠の技術 ………………………… 齋藤 努(国立歴史民俗博物館 教授)

鼎談 金属から見た中世
 小野正敏(元人間文化研究機構理事)
 飯村 均(福島県文化振興財団)
 中島圭一(慶應義塾大学文学部 教授)


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