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鎌倉考古学の基礎的研究

鎌倉考古学の基礎的研究



河野眞知郎著  10,000円(税別)
A5判・470頁 ISBN978-4-86215-151-3


1970年代から40年間、鎌倉の考古学的調査に関わってきた著者の主要論考を収録した本書は、中世都市鎌倉の実態を考古学がどこまで解明できたかを明らかにする。鎌倉の全般的な問題と都市内に居住した人々の姿、鎌倉の出土遺物に関する論考は、中世史研究の礎となる。


主な目次


   第Ⅰ部 中世都市の歴史景観
1章 鎌倉のなりたちと変遷
2章 中世都市鎌倉の環境―地形改変と都市化を考える―
3章 鎌倉は陰陽道的都市か?―中世都市の形をイメージする一試論―
4章 中世鎌倉尺度考・予察編
5章 政権都市「鎌倉」―考古学的研究のこの十年―

   第Ⅱ部 武士と商・職人の実像
1章 「都市的な場」と鎌倉―商人・職人の鎌倉への入り方―
2章 鎌倉の武家屋形と都市住居―中世鎌倉市街地の居住様態―
3章 佐助ケ谷指図の再検討―中世都市鎌倉の復原に向けて―
4章 鎌倉・都市の道、都市からの道
5章 ある郎等の鎌倉暮らし

   第Ⅲ部 遺物が語る都市の内実
1章 鎌倉の搬入土器と在地土器
2章 中世鎌倉火鉢考―東国との関連において―
3章 鎌倉の中世遺物―白かわらけ・瓦器まね土器・瀬戸内系土師質土器―
4章 中世鎌倉銭貨考
5章 中世鎌倉動物誌―都市遺跡出土の動物遺体と関連遺物からの予報―
6章 都市鎌倉における動物



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