日本海流通の考古学 −中世武士団の消費生活−
水澤幸一(新潟県胎内市教育委員会)著 7,500円(税別)
本書では、11〜16世紀初頭において最も中国陶磁器が流通していた日本海沿岸地域に焦点をあて、消費地でのモノの出方から日本海流通の実態を捉えるとともに、消費者たる中世武士団の領主居城の具体相に迫る。中世考古学による広域流通論と武士団の本拠論から日本海沿岸地域の特性を浮かび上がらせる歴史学・考古学研究者必読の1冊。
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序 章 中世考古学の視点―本書がめざすもの― |
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