家と村社会の成立 中近世移行期論の射程
坂田 聡著 6,500円(税別) A5判・310頁 ISBN978-4-86215-100-1 いまや消え失せようとしている日本の伝統的な家や村社会と呼ばれるものは、いつ、どのように成立したのか。本書では戦国時代から近世初頭にかけての大きな社会の変動に対応するように、一般民衆のなかに育まれた家と村社会の実相を史料の緻密な分析に基づいて考察し、日本的とされる家制度の成立や村の仕組みなどを歴史学的に解明する。
いまや消え失せようとしている日本の伝統的な家や村社会と呼ばれるものは、いつ、どのように成立したのか。本書では戦国時代から近世初頭にかけての大きな社会の変動に対応するように、一般民衆のなかに育まれた家と村社会の実相を史料の緻密な分析に基づいて考察し、日本的とされる家制度の成立や村の仕組みなどを歴史学的に解明する。
主な目次
序 章―課題と方法― 第1部 宮座・家格・由緒と村落類型 一章 由緒書と偽文書 二章 百姓の家・家格・由緒 三章 宮座の構造と村落類型 四章 中世後期の家と村 第2部 中世後期村社会の実像 五章 村社会と「村人神主」 六章 文書機能論より見た中世後期村社会の実像 七章 戦国期土豪の婚姻と相続 八章 中世百姓の人名と村社会 付論一 戦国女性の姓・苗字・名 付論二 家制度の起源を探る 終章 まとめと展望 初出一覧・あとがき・索 引
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