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北関東の戦国時代

北関東の戦国時代



江田郁夫・簗瀬大輔編  6,000円(税別)
A5判・270頁 ISBN978-4-86215-120-9


茨城県立歴史館・栃木県立博物館・群馬県立歴史博物館の三館連携による「北関東3館連続シンポジウム・北関東の戦国時代」の成果である本書は、北関東に軸足をおいてその地域的特質を探究しつつ、新たな戦国史像の構築をめざす。


主な目次


   Ⅰ 戦国関東の首都機能

十五世紀後半の関東……………………………山田邦明(愛知大学文学部教授)
享徳の乱期の五十子陣について………………森田真一(群馬県立歴史博物館)
戦国期東国の首都性について…………………内山俊身(茨城県立古河第一高校教諭)
 ― 古河公方成立とその歴史的前提から ―

   Ⅱ 戦国大名の登場

十六世紀前半の北関東の戦乱と佐竹氏………佐々木倫朗(大正大学文学部准教授)
戦国大名那須氏の成立…………………………江田郁夫(栃木県立博物館)
戦国期渡良瀬川の洪水と水運…………………簗瀬大輔(群馬県立歴史博物館)
 ― 両毛国境河川地域における「川の領主」の活動 ―

   Ⅲ 戦国の終焉

「惣無事」と豊臣秀吉の宇都宮仕置…………市村高男(高知大学教育研究部教授)
 ― 関東における戦国の終焉 ―
古文書で見る常陸小河合戦……………………荒川善夫(栃木県立宇都宮高校教頭)
織田権力と北関東地域…………………………柴 裕之(東洋大学文学部非常勤講師)
 ― 神流川合戦の政治背景と展開 ―
沼尻合戦…………………………………………戸谷穂高(東京大学大学院博士課程満期退学)
 ― 戦国末期における北関東の政治秩序 ―

北関東概略図



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