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近世都市熊本の法と社会

近世都市熊本の法と社会



本田秀人著  13,000円(税別)
A5判・270頁 ISBN978-4-86215-160-5


本書は、惣町=都市を中心に、都市法制と都市社会を構造的に検討したものである。都市法制は都市行政機構と共に整備され、公儀支配を貫徹するために機能するが、近世都市には多数の町人が居住し、名望や信用のある有力町人、新興の在町商人も活動し、民間では若者の活動が目立って風俗問題すら起こる。この法と社会の構造的な連関を実証的に究明することによって、本書では近世都市熊本の実像を解明していく。


主な目次


 近世熊本の都市研究――序にかえて

   第一部 近世熊本の都市法制構造
 第一章 都市法制の中枢
 第二章 都市法制の周縁
 第三章 都市法制の町方記録
 第四章 都市法制の町方法令

   第二部 近世熊本の都市社会構造
 第一章 惣町社会の代行運営
 第二章 商家社会の「御書出」と家格
 第三章 商人社会の帳締捨方
 第四章 民間社会の張合風俗

 あとがき

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