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農耕の起源と拡散

農耕の起源と拡散



アジア考古学四学会編  7,000円(税別)
A5判・336頁 ISBN978-4-86215-172-8


本書では、日本列島を含む東アジアの事例や西アジア型農耕が早くから拡散した西アジア周辺地域の事例の充実を図り、新大陸のメソアメリカのほかに南アメリカについての論攷も含め、最新情報を盛り込んで農耕と社会の関係を考える。

目  次

灌漑農耕の始まりと拡がり…………………………工楽善通(大阪府立狭山池博物館長)

   第Ⅰ部 アジア東部の多様な農耕
日本列島における縄文時代の栽培植物……………中山誠二(山梨県埋蔵文化財センター所長)
日本列島における農耕の拡散………………………田﨑博之(愛媛大学埋蔵文化財調査室 教授)
中国大陸における初期農耕の出現と拡散…………宮本一夫(九州大学大学院人文科学研究院教授)
韓半島における農耕の開始と拡散…………………古澤義久(長崎県埋蔵文化財センター主任)
東南アジアの農耕……………………………………新田栄治(鹿児島大学名誉教授)

   第Ⅱ部 西アジア型農耕の起源と拡散
西アジア型農耕社会の誕生…………………………常木 晃(筑波大学人文社会系教授)
西アジアにおける農耕起源とムギ類の栽培化……丹野研一(山口大学農学部助教)
地中海へと渡った農耕………………………………笹津備当(東京都教育庁学芸員)
西アジアからエジプトへの農耕牧畜の伝播とエジプトにおける発展
         ………白井則行(ユニバーシティカレッジロンドン考古学研究所客員研究員)
南アジア農耕の始まりと特徴,冬作物と夏作物…宗䑓秀明(鶴見大学文学部教授)
中央アジアにおける農耕の起源と展開……………林 俊雄(創価大学文学部 教授)

   第Ⅲ部 新大陸の文明と農耕
メソアメリカの農耕と文明の形成…………………青山和夫(茨城大学人文社会科学部 教授)
南米における農耕の成立と文明形成………………関 雄二(国立民族学博物館副館長・教授)


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