新刊のご案内 本の購入へ
古代高麗郡の建郡と東アジア

古代高麗郡の建郡と東アジア



高橋一夫・須田勉編/日本高麗浪漫学会監修  6,000円(税別)
A5判・264頁 ISBN978-4-86215-179-7


「駿河・甲斐・相模・上総・下総・常陸・下野の七国の高麗人一七九九人を以て武蔵国に遷し、高麗郡を置く」(『続日本紀』)。今から1300年ほど前に起きた高麗人による建郡には、どのような歴史的な意義あるのだろうか。いったいこのとき、何があったのか? 東アジア全体を見通しながら、現地の発掘調査に拠りながら、なぞの解明にたち向かう。

目  次

発刊にあたって………………………………………大野松茂(高麗1300理事長)
序………………………………………………………高橋一夫(埼玉考古学会会長)

 第1部 高麗氏と建郡
高麗福信と武蔵国……………………………………中村順昭(日本大学文理学部教授)
肖奈行文と高麗福信…………………………………加藤謙吉(放送大学兼任講師)
肖奈氏における高麗朝臣賜姓の歴史的背景………赤木隆幸(日本高麗浪漫学会理事)
相模国の若光伝承……………………………………荒井秀規(藤沢市役所郷土歴史課 学芸員)
武蔵国高麗郡と武蔵国造……………………………鈴木正信(文部科学省教科書調査官)
唐・新羅戦争前後の新羅と倭国……………………中野高行(東京農業大学第三高等学校教諭)
東アジアからみた高麗郡建郡………………………柿沼亮介(早稲田大学高等学院教諭)
日本列島出土初期高句麗系馬具について…………諫早直人(京都府立大学文学部准教授)

 第2部 高麗郡と古代寺院
高麗建郡と女影廃寺…………………………………高橋一夫(埼玉考古学会会長)
高麗郡の古代寺院について…………………………加藤恭朗(坂戸市教育委員会)
遺跡から見る古代高麗郡……………………………中平 薫(日高市教育委員会)
高麗郡建郡と東金子窯………………………………富元久美子(埼玉県飯能市教育委員会)
武蔵高麗寺と朝鮮半島の国名を冠する古代寺院…須田 勉(元国士舘大学教授)


 前のページにもどる