中世奥羽の仏教
誉田慶信著 7,000円(税別)
平泉の時代から説き起こし、戦国期の本願寺教団の波及にいたるまで、仏教に視座をすえて奥羽社会の実態に迫る。時の政治動向や経済の流れ、文化的な影響等々を仏教とリンクさせながら描きだす中世奥羽の世界は、日本やアジアの歴史の中でどのような立ち位置にあったのか。単なる仏教史の枠では捉えられない、東北に刻まれた地域史像の深みから追究する。
|
まえがき 第T部 平泉・仏教の系譜 第一章 中世平泉仏教の水脈 第二章 平泉・仏教の系譜 第三章 白河院政期の出羽守と平泉藤原氏 第U部 平泉の仏会と仏土 第一章 唱導相仁と源忠已講 第二章 平泉の園池と仏会 第三章 藤原基衡の千部一日経 第四章 円骼寢zと藤原基衡 第五章 奥羽の仏土から都へ 第V部 村と山寺の仏教 第一章 骨寺村の御霊信仰 第二章 山寺立石寺と置文 第W部 中世後期の仏教 第一章 中世後期出羽の仏教 第二章 戦国期奥羽本願寺教団法物考 第三章 出羽国南部の本願寺教団 初出一覧/あとがき/引用文献一覧 | ||