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北奥羽の古代社会

北奥羽の古代社会   土器変容・竪穴建物と集落の動態



北東北古代集落遺跡研究会編  5,500円(税別)
A5判・300頁 ISBN978-4-86215-189-6


1万件以上の竪穴建物跡が発掘される平安時代(9世紀〜11世紀)の北奥羽は、列島規模で見ても極めて特異な世界が広がっていた。この建物に住んだ人々はいったい何者なのか? 建物の作り方やカマドの向き、共伴する土器の型式変化、集落分布の消長など、考古学の基礎的な情報に基づいて、集落遺跡に秘められた東北古代史の謎を解き明かす。


目  次


まえがき

  第1部 社会と構造
古代都母の地域様相…………………………………宇部則保(八戸市埋蔵文化財センター)
北上盆地の古代村落…………………………………八木光則(岩手大学平泉文化研究センター)
古代秋田城と胡桃館遺跡……………………………船木義勝(みちのく考古学研究会)

  第2部 集落と建物
集落・竪穴建物動態から見た北奥古代史…………齋藤 淳(中泊町博物館)
竪穴・掘立柱併用建物の成立と展開………………高橋 学(秋田県埋蔵文化財センター)
竪穴建物の周堤………………………………………五十嵐祐介(男鹿市観光文化スポーツ部)

  第3部 土器様相の変遷
古代北東北における高台付供膳具…………………福島正和(岩手県・埋蔵文化財センター)
東北地方北部出土の須恵器壺・瓶類………………村田 淳(岩手県・埋蔵文化財センター)
比内地方における9〜11世紀の土器様相と画期…嶋影壮憲(大館市教育委員会)

執筆者一覧
あとがき


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