中世石工の考古学
佐藤亜聖編 6,000円(税別)
割る・掘る・切る・剥がすといった技術を駆使して母岩から石を採ったり、ほどよい転石などを探して削ったり敲いたりして加工もする。磨きや彫りの仕上げ工程は措くとして、本書では中世の石工たちが培った採石・加工技術の歴史を、考古学の手法である技術論から解き明かし、石造物研究の新たな視座と方法論の提示をめざす。完成された製品になる前の石たちを歴史遺産として見る目が養われる学史上初の研究論集!
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序……………………………………………………………佐藤亜聖 | ||