中尊寺領 骨寺村絵図を読む 日本農村の原風景をもとめて
入間田宣夫著 7,500円(税別) A5判・口絵6頁・330頁 ISBN978-4-86215-197-1 岩手県平泉町の中尊寺(世界遺産)には二枚の骨寺村絵図が伝わる。日本の中世村落を描写する絵図には仏教施設や建物、田・水路・道、固有の自然信仰にまつわるランドマークが描き込まれ、現在でも厳美町本寺地区を訪れれば、絵図の風景が体感できる。本書では絵図の真実にアプローチし、千年にわたる歴史を生き抜いてきた村の活力のありかに迫る。
岩手県平泉町の中尊寺(世界遺産)には二枚の骨寺村絵図が伝わる。日本の中世村落を描写する絵図には仏教施設や建物、田・水路・道、固有の自然信仰にまつわるランドマークが描き込まれ、現在でも厳美町本寺地区を訪れれば、絵図の風景が体感できる。本書では絵図の真実にアプローチし、千年にわたる歴史を生き抜いてきた村の活力のありかに迫る。
目 次
まえがき T なぜ、いま、骨寺村なのか 一章 骨寺村荘園遺跡の顕著な普遍的価値 二章 荘園遺跡の文化的景観 ―骨寺から田染へ― U 骨寺村成立の二段階 一章 骨寺村の成立は、いつまで遡るのか(上) 二章 骨寺村の成立は、いつまで遡るのか(下) 三章 中尊寺領の通常・一般の村々では 四章 宇那根社と首人の存在形態 V 中尊寺との往来のなかで 一章 骨寺村所出物日記にみえる干栗と立木 二章 骨寺村で発掘された土器(かわらけ)片をめぐって W 神仏の世界 一章 骨寺村絵図に描かれた駒形根と六所宮 二章 骨寺村絵図に描かれた駒形根と六所宮(続) 三章 若御子社とは何か 四章 北奥における神仏と御霊飯と鎰懸と 終章 骨寺村千年の歴史のなかで ―骨寺村・本寺地区における中心の移動―
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