戦国期文書論
矢田俊文編 7,500円(税別)
本書は戦国期古文書学の論文集だが、中世前期古文書学の論文も、織田信長・豊臣秀吉期の古文書学の論文も収め、中世前半から織豊期・近世初期の古文書学の動向を見通すものとしている。歴史学の基礎の一つである史料論(文書論)が変われば、個々の歴史像を変えていかねばならない。そのために各地域の文書を具体例によって示しながら文書論として検討したのが本書である。戦国期の九州から東北までの各地域、そして織豊期の歴史像に変更を迫る本書の成果は、各地の文書を検討して新たな歴史像を描く手がかりとなる。
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はじめに | ||