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島嶼と海の世界

島嶼と海の世界   九州の中世1



大庭康時・佐伯弘次・坪根伸也編  2,200円(税別)
A5判・180頁 ISBN978-4-86215-202-2


シリーズ「九州の中世 全4巻」の1巻は、九州の中世を語るにふさわしい東アジア海域世界とのつながりがテーマだ。中国大陸・朝鮮半島・東南アジア、そして琉球との窓口である九州には、列島の中でも独自の歴史的な役割があって、とりわけ島嶼や沿岸には交流の足跡を色濃く残す貴重な歴史がねむっている。本書では交流史の枠組みから一歩踏み込んで、多チャンネルな海上航路と接続する九州の中世社会に迫る初めての試みである。


目  次


はじめに…………………………………………………大庭康時(福岡市 埋蔵文化財課)

日明外交を支えた被虜人―魏天と龍室道淵―………伊藤幸司(九州大学大学院 教授)
倭寇と朝鮮………………………………………………関 周一(宮崎大学 教授)
『日本一鑑』の湊………………………………………長田弘通(大分市美術館)
港湾都市 博多…………………………………………大庭康時
有明海の世界―中世前期を中心として―……………中山 圭(天草市観光文化部文化課)
壱岐・対馬………………………………………………柴田 亮(大村市教育委員会)
九州西北岸と五島列島…………………………………松尾秀昭(佐世保市教育委員会)
  ―国内外の文物が行き交う海域―
佐志の湊…………………………………………………鮎川和樹(唐津市教育委員会)
南九州の海の世界………………………………………岩元康成(姶良市教育委員会)
南九州と島嶼の世界―日本図を素材として―………栗林文夫(鹿児島県歴史資料センター黎明館)
南の島 奄美群島………………………………………岩元康成

参考文献


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