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戦国美濃の城と都市

戦国美濃の城と都市   城館研究叢書3



内堀信雄著  6,000円(税別)
A5判・300頁 ISBN978-4-86215-221-3


守護家が転々と拠点を移し、斎藤道三のクーデターで稲葉山に拠点が置かれ、織田信長が美濃を攻めて、岐阜が美濃国の中心となった。15世紀後半〜16世紀半ばの戦国史を城と都市に焦点をあて、考古学の手法を用いて実態解明に向かう本書は、大名居館や山城のあり方、守護所と集落の変遷過程などをていねいに描き切る。全国の中世城郭や戦国城下町を考える上で欠かせない情報に満ちた本書は、公共図書館・研究機関必備の1冊だ。


目  次


総 論

第1部 道三・信長と城郭
  1 岐阜城 ― 伝統のなかの革新性 ―
  2 小牧山城・岐阜城・安土城
  3 後斎藤期の稲葉山城
  4 岐阜城山麓居館の前史
    ― 十三世紀〜十五世紀の千畳敷遺跡 ―

第2部 守護所・戦国城下町と集落
  1 守護所・戦国城下町の展開 ― 空間構造の変遷を中心に ―
  2 井口・岐阜城下町
  3 守護所と中世集落
  4 大垣城下町の形成
  5 土岐頼芸の守護所「枝広」
  6 斎藤道三登場前後の城と町

第3部 城郭の出土遺物と石垣
  1 戦国美濃の土器・陶磁器
  2 大桑城採集遺物の分析
  3 出土陶磁器からみた加納城の変遷
  4 美濃の城郭石垣の変遷
  5 美濃・飛騨地方の戦国期城郭石垣

初出一覧/あとがき/参考文献一覧/索引


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