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戦国期城館と西国

戦国期城館と西国   城館研究叢書4



中井 均著  6,000円(税別)
A5判・320頁 ISBN978-4-86215-222-0


戦争の時代である戦国時代の実態は、戦争遺跡である城館跡を抜きには語れない。本書では畿内周辺の守護大名や国人領主の本城・陣城をはじめ、村主体の一揆の城にいたるまで、多様な城館のありようを具体的な事例にもとづいて明らかにする。軍事施設であると同時に軍事以外の多彩な役割を果たす城館の歴史を解明した本書は図書館・研究機関必備の1冊だ。


目  次


序 章

第1部 大名の城館構造
 1章 浅井・朝倉氏の同盟と城館構造
 2章 京極氏の本城 上平寺城とその城下町 ―― 遺構と絵図からの再検討 ――
 3章 京極氏の陣城 霊仙山をめぐる山城
 4章 三好氏の本城 芥川山城跡の構造
 5章 三好氏の本城 飯盛城の構造
 補論1 徳川氏の出城 丸子城の構造
 補論2 久能山の寺院遺構と城郭

第2部 近畿の城館
 1章 近畿の戦国期城館と瓦 ―― 私部城を手がかりに ――
 2章 烏帽子形城跡と近畿の城館
 3章 鹿背山城跡と近畿の城館
 4章 多聞院英俊が見聞した城郭 ―― 中世城郭から近世城郭へ ――

第3部 惣国一揆と国人領主の城
 1章 惣の城 ―― 普賢寺谷・宇治田原・田山の城館構成 ――
 2章 乙訓惣国一揆と中世城館の構成
 3章 手はしの城 ―― 滋賀県甲賀市竜法師城跡の再検討 ――
 4章 古墳と中世の山城 ―― 雪野山古墳の中世城郭遺構 ――

終 章 〜 あとがきにかえて 〜

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