歴史・民俗・博物館
塚本 学著 10,000円(税別) A5判・300頁 ISBN978-4-86215-225-1 博物館・歴史民俗資料館などでの歴史研究の意義とそれを支える史資料(文化財)との向き合い方について提言を繰り返してきた著者の目は、地域に暮らす人々の生活に向けられていた。本書では、地域史の実践と理論、民俗学と共通する問題意識、歴史研究の拠点としての博物館の三つの柱を中心にして、塚本史学の心底に迫る。
博物館・歴史民俗資料館などでの歴史研究の意義とそれを支える史資料(文化財)との向き合い方について提言を繰り返してきた著者の目は、地域に暮らす人々の生活に向けられていた。本書では、地域史の実践と理論、民俗学と共通する問題意識、歴史研究の拠点としての博物館の三つの柱を中心にして、塚本史学の心底に迫る。
目 次
T 歴史研究と民俗 近世史研究と民俗学 歴史と民俗との共同の学の課題 権力と階級をめぐって 民俗史料と歴史学 『木綿以前の事』への思い U 地域史の視点 地域史研究の課題 内海をめぐる地域 郷土史前史の試みと文字資料 歴史書と地誌についての素描 V 博物館の可能性 歴史史料保存利用と文書館 文化財概念の変遷と史料 博物館・文化財・歴史研究 江戸時代史研究と文化財 初出一覧 解 題 小池淳一(国立歴史民俗博物館教授)
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