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海の領主忽那氏の中世

海の領主忽那氏の中世



山内 譲著  2,500円(税別)
A5判・250頁 ISBN978-4-86215-228-2


瀬戸内海に浮かぶ忽那島(くつなじま・現在は愛媛県松山市中島)を拠点にして活動した海の領主忽那氏が、鎌倉時代から戦国時代にかけて、いかに生き抜いてきたのかを、家伝文書と現地調査をもとにやさしく丁寧に、解き明かします。瀬戸内の海賊衆とは異なる「海の領主」とは何者なのか! 多彩な面貌をもつ海の諸勢力に注視してきた著者がその実態に迫ります。



目  次



はじめに / 凡 例

第1章 内海島嶼の鎌倉御家人
1 文書と由緒 / 2 本領安堵の御家人 / 3 争う一族

第2章 南北朝の内乱と海上ネットワーク
1 忽那重清の軍忠 / 2 忽那義範の台頭 / 3 懐良親王の来島 / 4 軍忠の記録 / 5 熊野海賊との連携 / 6 足利直冬からの誘い

第3章 守護河野氏との結びつき
1 河野氏の内紛に巻き込まれる / 2 応仁の乱の時代を生きる

第4章 西瀬戸内海の戦国
1 海城と港の支配 / 2 もう一人の海の領主 / 3 二神氏の海上活動

おわりに

注 / 文献・史料一覧 / 関係略年表 / 初出一覧
あとがき / 人名索引 / 地名索引


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