土石流と水害 伝承・地名・防災
笹本正治著 10,000円(税別) A5判・270頁 ISBN978-4-86215-233-6 地球温暖化の影響によるといわわれる大水害や、台風の大型化が目につく昨今、大災害を防ぐために大事なのは、過去の災害事実を確認し、防災対策を立てることにある。本書では、先人たちが後世に残してくれた伝説や伝承、各地の地名を丹念にたどって、現代人が土石流と水害に備えるための羅針盤となす。
地球温暖化の影響によるといわわれる大水害や、台風の大型化が目につく昨今、大災害を防ぐために大事なのは、過去の災害事実を確認し、防災対策を立てることにある。本書では、先人たちが後世に残してくれた伝説や伝承、各地の地名を丹念にたどって、現代人が土石流と水害に備えるための羅針盤となす。
目 次
第一章 赤牛と大蛇―災害の伝承― 1 災害と牛の伝説―牛伏寺の寺名から― 2 災害文化をめぐって―土石流を中心に― 3 土石流と大蛇の伝説 4 千曲川沿いの災害伝説 第二章 災害伝承と文化 1 伝説から見た沖縄の災害 2 兵庫県豊岡市の災害伝承 3 長野県松本地方の災害と文化 4 開発と災害―女鳥羽川・薄川の流路変更と環境変化― 第三章 防災研究をめぐって 1 防災と地名―地名に期待する― 2 日本の防災と歴史学・民俗学 初出一覧/あとがき
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