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渡来・帰化・建郡と古代日本

渡来・帰化・建郡と古代日本   新羅人と高麗人



須田 勉・高橋一夫編  
A5判・280頁 ISBN978-4-86215-237-4  6,500円(税別)


古代渡来文化シリーズの第3巻では、わけても新羅人に焦点をあて、新羅郡と高麗郡の成立背景の違いや、日本と新羅の関係が比較的良好な時期と、関係が悪化していた時期の問題にわけて議論する。新羅人の渡来を高麗や百済の人々と同じだと考えず、正確な歴史の把握をめざした学際研究の成果。


目  次


発刊にあたって……………………………………大野松茂(高麗1300会長)
はじめに……………………………………………高橋一夫(日本高麗浪漫学会研究員)
   第1部 新羅人と高麗人の郡を置く
新羅人の渡来………………………………………田中史生(早稲田大学教授)
武蔵国の高麗郡と新羅郡…………………………荒井秀規(明治大学講師)
新羅郡と高麗郡の建郡を考える…………………加藤恭朗(日本高麗浪漫学会研究員)
   第2部 古代日本と新羅 仲麻呂以前
古代近江の渡来系氏族が造った古墳と寺院……小笠原好彦(滋賀大学名誉教授)
近江の高句麗・新羅系渡来人……………………大橋信弥(渡来人歴史館顧問)
茨田堤築造と新羅系渡来人………………………赤木骰K(日本高麗浪漫学会研究員)
下野薬師寺の造営と新羅芬皇寺…………………須田 勉(元国士舘大学教授)
那須国造碑の建立と国家施策の展開……………眞保 昌弘(国士舘大学教授)
古代下毛野における渡来文化……………………山口耕一(下野市教育委員会文化財課)
   第3部 仲麻呂と新羅
藤原仲麻呂政権と武蔵国新羅郡の建郡…………柿沼亮介(早稲田大学高等学院教諭)
武蔵国新羅郡の人・沙羅真熊に関する一考察…宮瀧交二(大東文化大学教授)
新羅郡の遺跡………………………………………鈴木一郎(和光市教育委員会)
新羅侵攻計画と多賀城跡第U期造営……………柳澤和明(元東北歴史博物館)

あとがき……………………………………………須田 勉


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