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岩城氏と岩崎氏の中世

岩城氏と岩崎氏の中世   南奥州の武士団



中山雅弘著  6,000円(税別)
A5判・300頁 ISBN978-4-86215-248-0


本書では、平安時代末期から戦国時代にかけての陸奥国南部太平洋沿岸域、現在の福島県浜通り南部の歴史を、岩城氏・岩崎氏の中世武士団に焦点をあてて解明する。同時代史料が僅少な地域史の解明には、現存石造物や考古資料をフルに活用し、歴史地理学や城館調査の成果を積極的に援用するのが鉄板である。文化財担当者のなすべき実践例を提示する研究論集。



目  次



序 章 本書の構成と研究略史

  第I部  平安時代末期
第1章 岩城郡の開発
第2章 開発の拠点と遺跡
第3章 白水阿弥陀堂苑池年代考
第4章 白水阿弥陀堂と徳尼伝説

  第II部  鎌倉・室町時代
第1章 飯野家文書にみる中世建物
第2章 遺領配分状案にみる国魂氏一族
第3章 平基秀法師の屋敷
第4章 菊田荘滝尻宿考

  第III部 中世城館
第1章 いわきにおける中世城館の覚書
第2章 中山館の発掘調査と縄張
第3章 城館各説
1 上遠野城/ 2 白土城/ 3 天神山城/ 4 吹揚館/ 5 番匠地遺跡/ 6 匠番柵館・殿田館・屹館
第4章 白土城文献抄

  第IV部  戦国時代
第1章 岩城氏の領国と城
第2章 岩崎氏覚書
第3章 岩城氏と中山氏
第4章 白水大師堂建立と桂樹院

終 章 地域史の課題と可能性

成稿一覧/あとがき/参考文献一覧/索 引


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