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国分寺造営と在地社会

国分寺造営と在地社会



須田 勉・有吉重蔵編  7,150円(税込)
A5判・300頁 ISBN978-4-86215-253-4


諸国国分寺の造営過程を考えるうえで大切なことは、古代律令国家が考えた国分寺建立という国家的事業を、各国の在地社会がどのように受け止め、どのように実施に移したのかを政治的・社会的動向のなかで検証することにある。本書では、武蔵国分寺跡史跡指定100周年記念シンポの成果に各国の最新成果も加えて、この課題に迫る。


目  次


刊行にあたって…………………………住田親治(公益財団法人交通研究協会理事長)
はじめに…………………………………須田 勉(元国士舘大学教授)

   第1部 伽藍・建物
武蔵国の建国と国分寺の伽藍造営……須田 勉(元国士舘大学教授)
相模国分寺の建物構造と在地社会……浅井 希(川口市教育委員会)
下野国分二寺の配置と設計……………山口耕一(しもつけ風土記の丘資料館館長)
上総国分寺の伽藍設計と在地社会……櫻井敦史(市原市教育委員会)

   第2部 文字瓦・瓦生産
武蔵国分寺の造営と文字瓦……………有吉重蔵(住田古瓦・考古学研究支援委員会委員)
武蔵国分寺の文字瓦と古代の豊島郡…依田亮一(国分寺市教育委員会)
相模の古代寺院と瓦生産………………髙橋 香(かながわ考古学財団)
常陸国分寺と在地社会…………………河野一也(毛野考古学研究所)
甲斐国分寺造営と造瓦体制からみる在地社会…猪股喜彦
陸奥国分寺の瓦生産体制と在地社会…藤木 海(南相馬市教育委員会)
讃岐国分寺・国分尼寺の瓦生産と在地社会…香川将慶(高松市役所文化芸術振興課)
山陽・山陰の国分寺と在地社会………妹尾周三(廿日市市教育委員会)

あとがき…有吉重蔵


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