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甲斐の郷土史

甲斐の郷土史



清雲俊元先生卒寿記念論集刊行会編  15,000円(税別)
A5版・470頁 ISBN978-4-86215-262-6


山梨県の郷土研究の深化と発展、文化財の保存等を通じて山梨の文化向上に大きな足跡を残されてきました清雲俊元先生の卒寿を祝して、先生と親交のあった文献・考古・民俗・美術・宗教各分野の研究者が集い、郷土研究に焦点を当てた論集を献呈する。


目  次


序(野口 英一)
   Ⅰ 郷土研究の視座
郷土研究と郷土/意識(影山正美)/山梨の旧石器時代研究と郷土史研究(保坂康夫)/中部高地における縄文時代中期の植物質食糧の特性(中山誠二)/八幡条里の成立過程再考(櫛原功一)/絵図・写真から見た『八ヶ岳』の地名の変遷について(水原康道)/甲州文庫と㓛刀亀内(小畑茂雄)/中道往還笛吹川渡河にかかる近現代史の一面(出月洋文)/文化財の保護と活用の狭間にあるもの(森原明廣)

   Ⅱ 信仰の世界
富士山の中世(五味文彦)/甲斐源氏の造像と天台宗の衰退(守屋正彦)/放光寺不動明王立像小考(近藤暁子)/鎌倉御家人浅利氏の浄土庭園(内藤和久)/山梨の神像(鈴木麻里子)/円楽寺の六十六部廻国納経(田代孝)/甲斐国巨摩郡北山筋下福沢村と御嶽道(新津健)/山梨県の薙鎌(笹本正治)/甲斐龍華山永慶寺のこと(西海真紀)/砂かけ婆はなぜ砂をかけるのか?(青柳陽一)/山梨県における徴兵忌避信仰について(鈴木利秋)

   Ⅲ 中世史研究
戦国大名武田領国における「名田」について(平山優)/身延山久遠寺十五世日叙と武田氏(海老沼真治)/甲府盆地南部における荘園と村落の開発(西川広平)/甲斐国守護城下町研究をめぐる新視点(数野雅彦)/浅利信種と大月浅利集落(末木健)/武田信縄の書状等を考える(河口洋光)/府中八幡宮永禄番帳の重勤と八ヶ岳南麓坂上の村(安達満)/新府城下についての一考察(半澤直史)/山梨県における中世農村住宅建物の小規模化について(室伏徹)

   Ⅳ 文化・芸術・技術
中世身延山久遠寺における書籍蒐蔵(沼田晃佑)/施浴考(小野正文)/城郭における排水対策について(八巻與志夫)/近世城郭石垣の構造と保存活用(宮里学)/『甲陽生花百瓶図』の周辺(宮澤富美恵)/笹村草家人(杉本仁)/近代数寄者根津青山と小林逸翁(齋藤康彦)/近代河川堤防の土台について(畑大介)/明治初期における甲府の芝居興行(金子誠司)
清雲俊元先生主要著作目録/清雲俊元先生略年譜/清雲俊元先生卒寿記念論集刊行会



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